こいつは自分の半身とは違うが
自分が自分になるために 必要なものを与えてくれる
万物を形成している二種の気)】 イタチが極秘の任務を終わらせて木の葉に戻ってきてから数日が立つ。 その間シカヤは嬉しそうにイタチの傍にいた。 俺はそれを見ている。 やっと俺以外の半身を取り戻したみたいですね 少し寂しいですがシカヤが笑っているのならそれでいいです 俺はそっと気配を消してシカヤとイタチを二人きりにする。 そしていつものように暗い部屋の中に戻るとやはり自分の半身が取られたような感覚がありそれに眉を顰める。 そのことに無理矢理区切りをつけて俺は昨日頼まれていた書類を片付け始める。 作業に没頭していると次第に二人のことを考えなくなっていく。 そのことがわかってから俺は以前より仕事量を増やしていた。 随分と作業に没頭していたようで頼まれていた書類があっという間になくなってしまった。 俺はそれらの書類を纏めると三代目に届ける為にいつものように闇夜に変化してその場を去る。 「三代目。頼まれていた書類全て終了しました」 「闇夜、ご苦労じゃったな」 「いいえ。どちらかというとこういう類のもののほうが得意ですから」 俺は三代目と話しながら片付けた書類を次々と影から取り出し机の上に重ねていく。 「今日は灯火の奴は一緒じゃないのか?」 突然窓から入ってきた光朝に変化したナルトが俺に聞いてくる。 俺が一人でいることが珍しいのだろう周りを見渡しながら不思議そうな顔をしている。 確かに今まではいつでもシカヤと一緒にこの部屋に訪れていた。 しかし今は俺一人でここにいる。 そのことにまた少し胸が痛んだが何処か胸の奥の方でそれでいいんだという声が聞こえてくる。 「シカヤはイタチと一緒にいます」 今ここには三代目とナルトしかおらず火影室にも結界を張ってあるので外部の者に聞かれる心配もなく暗部名ではないほうで話す。 それを聞いたナルトは何故か嬉しそうな顔をした。 「じゃあ今邪魔者はいないわけだ」 「邪魔者ですか?」 俺は邪魔者が誰かわからずに首を傾げる。 でも、話の流れ的にシカヤが邪魔者という感じがするがシカヤとイタチの仲を邪魔するという意味でなら俺になる訳であってそれなら確かに俺がここにいることによって向こうには邪魔者はいない。 「そうそう。オレとシカマルの仲を邪魔する奴」 ナルトはそう言いながら俺に近づく。 「シカマル。あいつらはあいつらで仲良くやってるからさ、オレ達も仲良くしようぜ」 ナルトの言葉は俺には訳がわからなかった。 いまでも十分仲がいいと思ってますけど もしかして今までは仕方なく付き合ってくれていたのでしょうか? 俺はそう思うと同時にまた胸が痛くなった。 今度の痛みはシカヤが離れていった時のよりもずっと大きく痛んだ。 「これ以上どう仲良くするのですか?」 俺の言葉にナルトは苦笑する。 「あいつらは恋人同士なんだよな」 「そうです」 「だからシカマルもオレの恋人になって」 「はい?」 突然の告白に俺の思考が止まる。 「シカマルが好きです。愛してます。これからずっと幸せにする自身あるし、将来有望だし。どうオレの恋人になってくれませんか?」 真剣な顔で告白するナルト。 こんな真剣な顔任務の時ぐらいでしか見たことない・・・。 いや任務の時でさえもこんなに真剣な顔をしない。 「さっきナルトが仲良くしようって言った時に仕方なく仲良くしてくれていたんだと思ったら何故か胸が痛くて・・・。シカヤが離れてしまったと思ったときよりもずっと痛くて・・・。ねえ、これはなんでですか?」 シカマルの言葉にナルトは慈しむ様な表情をして見つめる。 「それが好きって事」 「好き?こんなに痛くなったのが?」 「痛くなったのはオレに嫌われているんじゃないかって思ったから」 「そう・・うんそうです。実は嫌われているんだと思ったから、だから嫌われたくなかったって」 「うんだから、それが好きって事」 「そうですか・・・。俺はナルトが好きだったんですね」 俺が納得して言うとナルトがいつもシカヤが抱きしめてくれるように抱きしめてくれる。 「ね、だからさ。オレ達も恋人同士になろう」 「でも・・・俺は闇で暗い暗い闇でナルトまで闇に染まりそうで怖いです」 「大丈夫。オレがそんな暗い闇を照らしてやる」 ナルトがニカッと眩しい位の笑顔を見せる。 ああ、確かにナルトは俺の闇を照らしてくれる この光は闇に負けない 光があるところに闇が出来る まるで自分達のようだ 俺は縋るようにナルトの背中に腕を回すとナルトがギュッと俺を抱きしめる。 これからはこの腕の中が俺の位置になりそうだ。 お互い全く違う性質を持ちながらも 惹かれてやまない存在 お互いがお互いを作り出す そんな存在をやっと手に入れた あとがき ナルシカです〜 やっとですねやっとくっつきましたよ というか 短い上に何この甘さ!? シカヤ出て来ないし〜 まあ ナルシカかけて満足です! 隠れし者 管理人:夜那 紫『やった!!!! ナルシカ!! もう!! もう!! これ以上なく幸せです!!』 鹿’S「「(打てねーからな(ないですからね))」」 蒼「なー オレも 可愛いのがいい」 白「ナルが絡むと何故か欲しがりますね・・・ 貴方は」 蒼「小狐ちゃんのはオレのだから」(爽笑) 白「・・・ (ジャイアニズム?)」 蒼「あー 小狐ちゃんもオレのね」(ニッコリ) 白「・・・ 分かりました」(疲れモード) 紫『ん? 鹿白 疲れてるね? 蒼鹿 納得してるね? (ナルシカ万歳!!!)』 蒼「オレのCP小説創れー 紫」(黒笑) 白「そろそろ創りませんか? 紫架」(冷笑) 紫『まだまだ引き続きお楽しみ下さいっっっっっ!!!』(脱兎) 以上、紫架でした!!(逃げろっっ) |
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